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去年の秋頃、土佐の日曜市に出かけた。
お目当ては安い野菜とおっきな「ひね生姜」。
高知は生姜の名産地という事もあって、日本一長い露天市の中には、
この時期、生姜しか売っていないお店もある。
腰の曲がったおばぁちゃんが、
せっせと段ボールの中から土付きの大きな「ひね生姜」を店先に並べていた。
先客は香川からこのお店目当てに来た親娘。
5キロも買っていた。

こういう露天市では会話にも料理のヒントや、保存のヒントがたくさんある。
生姜の事は生産者さんに聞くのが一番!
そして常連さんも、意外に色んな料理方法を知っている。
「発砲スチロールに土を入れて埋めとけばもつきねぇ」
「うちは、全部切って冷凍しゆうで。半分は乾燥させる。」
「冷え症やき何にでも生姜いれゆう」
「去年はジャムにしたがですよ」

方言にもほのぼのする。

私はおばぁちゃんに「これ、いくらになりますか?」と聞いた。
おばぁちゃんは量りに乗せながら「200円ばぁかねぇ」
「安いっ」と思ってたら。
「ちょっと折れちゅうき150円でえいよ」

これぞ露天市の醍醐味。
値切る前に安くしてくれた。

長さ20cmほどの立派な「ひね生姜」をエコバックに入れて、ほくほく気分で帰った。

地元の生産者さんとの会話に、心もあったまるお買物。
これだから露天市にふらふら出かけるクセは治らない。


おーちゃん